CAMソフト・・・CLデータというCAMソフトの内部で持っている工具パスデータを走らせるシミュレーションが一般的。
Virtual NC・・・NCプログラムを読み込んで走らせるシミュレーション。
CAMソフトの段階ではNCプログラム、いわゆるGコードにはなっていません。 CAM上で工具パスを作成したら、ポスト処理という機能で、加工機の機種に応じたGコードを記述したNCプログラムを出力し、実際の加工機に転送して加工を行います。
Virtual NCは、このNCプログラムを読み込んで走らせるシミュレータです。CAMのポスト処理が加工機の特性を十分にカバーできていれば、出力されたNCプログラムをノーチェックで直接加工機で走らせることができますが、ノーチェックでは不安がある場合は、加工機で走らせる前にVirtual NCのバーチャル加工機でNCプログラムを走らせて、動作を確認し、削り込み/削り残し、工具衝突のチェックを行っておくと安心です。
また、CAMから出力されたNCプログラムを手入力で一部編集して加工するケースでは、ポカミスが心配ですが、Virtual NCでチェックしておくと安心です。